ライドオンエクスプレスの登録者情報を保管するサーバーへのサイバー攻撃

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目次
  1. 経緯
  2. 時系列
  3. 影響範囲
  4. 対応と現状
    1. 業績予想の取り下げ
  5. 未公表の事項
  6. 注
  7. 出典
  8. 更新記録

ライドオンエクスプレスホールディングスの2026年10月13日の発表によると、『銀のさら・釜寅・すし上等』の公式サイト・公式アプリに登録された情報を保管していたサーバーがサイバー攻撃を受け、最大約650万件の個人情報が漏えいした可能性がある⁠[3]。同社は10月29日の適時開示で、サーバーのシステム障害に伴い、公式サイトと公式アプリの稼働を停止していると説明した⁠[6]。

経緯

ライドオンエクスプレスホールディングスは第3報で、平時から利用するサーバー等への不正アクセスを検知する体制を整えていると説明した⁠[3]。不審なアクセスを検知した場合は、侵入の有無にかかわらず攻撃経路や被害の有無を調べている⁠[3]。システムを停止した後、保管を委託していたデータについて、サーバーの運営会社から取り出しや復元が困難であるとの発表と報告を受けた⁠[3]。情報漏えいの有無の調査と、客への二次被害を防ぐための対応の検討も始めた⁠[3]。

ライドオンエクスプレスホールディングスの10月8日の第2報では、障害の検知後にサーバーの運営会社からも障害発生の報告を受けており、障害は運営会社に起因するものと考えている⁠[2]。運営会社と外部専門家の支援を受けて復旧対応と影響範囲の調査を進めているが、復旧と被害の全容把握にはしばらく時間を要する見込みである⁠[2]。

ライドオンエクスプレスホールディングスは10月8日の適時開示で、障害は連結子会社のライドオンエクスプレスが利用する外部サーバーおよびシステムで発生していると説明した⁠[4]。

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時系列

時系列
日付主体内容資料
2026年10月5日ライドオンエクスプレスホールディングスこの日以降、利用するサーバーへの第三者による不正アクセスを検知し、攻撃経路や被害の有無の調査を始めた⁠[3]
2026年10月7日ライドオンエクスプレスホールディングス早朝、公式サイト・公式アプリが利用するサーバーに接続できないことが判明し、運営会社からランサムウェア攻撃を受けた旨の報告を受けてシステムを停止した⁠[2、3]
2026年10月7日ライドオンエクスプレスホールディングス緊急対応チームを設置し、公式サイト・公式アプリが利用できない状態であることを告知した⁠[1、3]
2026年10月8日ライドオンエクスプレスホールディングス第2報と適時開示を出し、公式サイト・公式アプリと連携する外部サーバーおよびシステムの障害を公表した⁠[2、4]
2026年10月9日ライドオンエクスプレスホールディングス公式サイトに「メニュー一覧」と「店舗検索」を公開した⁠[2]
2026年10月13日ライドオンエクスプレスホールディングス第3報と適時開示を出し、個人情報が漏えいした可能性を公表した⁠[3、5]
2026年10月29日ライドオンエクスプレスホールディングス取締役会で2027年3月期の通期連結業績予想を取り下げ、未定とすることを決めた⁠[6]

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影響範囲

ライドオンエクスプレスホールディングスは第3報で、個人情報漏えいの明確な痕跡と、漏えいの事実および範囲は特定するに至っていないと説明した⁠[3]。緊急対応チームでの協議を経て、対象となる可能性のある客への案内と公表を決めた⁠[3]。

表1:漏えいした可能性のある情報
対象含まれる情報資料
過去に公式サイト・公式アプリに情報を登録した人氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、パスワードのハッシュ値、ご注文履歴、デリポイント会員ID⁠[3]
登録者が氏名と誕生日を入力した家族氏名、誕生日⁠[3]
登録者が入力したお届け先氏名、住所、電話番号⁠[3]

第3報によると、パスワードは暗号化されており、そのままでは読み取りできない⁠[3]。出前館、UberEats、電話のみで注文した客は対象外〔注1〕である⁠[3]。クレジットカード情報は「当社で保有していない」ため、漏えいの対象に含まれない⁠[3]。ITmedia NEWSは、デリポイント会員IDを3ブランド共通のポイントサービスの会員IDと報じた⁠[8]。

ライドオンエクスプレスホールディングスは第2報で、10月6日21時までに受けた注文の情報は保管しており、予定どおり配達すると説明した⁠[2]。それより後の注文は、サーバーと接続できず注文情報を取得できていない可能性があるとして、店舗に直接問い合わせるよう求めた⁠[2]。

10月8日の適時開示では、ライドオンエクスプレスホールディングスのコーポレートサイト、管理業務システム、電子メールシステムは通常どおり稼働している⁠[4]。

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対応と現状

ライドオンエクスプレスホールディングスは第3報で、個人情報保護委員会と管轄警察署に報告していると説明した⁠[3]。漏えいの可能性がある客には、順次案内を送る⁠[3]。個人情報の不正利用による二次被害は確認されていないとし、不審な電話と、パスワードの入力を求めるなどの不審なメールへの注意を客に求めた⁠[3]。

第3報の案内では、10月8日以降の注文は、電話、店頭でのテイクアウト、出前館とUber Eatsで受け付けている⁠[3]。ライドオンエクスプレスホールディングスは第2報で、代替手段による業務の開始を指示するなど、復旧に向けた応急対策を進めていると説明した⁠[2]。

ライドオンエクスプレスは銀のさらの公式サイトのトップページで、公式サイト・公式アプリが利用できない状態であることを伝え、復旧までは近くの店舗に電話で注文するよう求めている⁠[7]。退会の申請はフォームで受け付け、システムが復旧次第、手続きを行う⁠[7]。

業績予想の取り下げ

ライドオンエクスプレスホールディングスの10月29日の適時開示では、システム障害による通期連結業績への影響を合理的に見積もることができない状況にある⁠[6]。公式サイトの復旧状況や受注動向等を精査し、影響を見積もることが可能となった段階で業績予想を開示する⁠[6]。取り下げた予想は、8月14日に公表したものである⁠[6]。

表2:取り下げた2027年3月期の通期連結業績予想
項目前回発表予想資料
売上高23,323百万円⁠[6]
営業利益753百万円⁠[6]
経常利益742百万円⁠[6]
親会社株主に帰属する当期純利益392百万円⁠[6]

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未公表の事項

  • サーバーの運営会社の名前
  • 運営会社のサーバーへの侵入の経路と攻撃の手口
  • 攻撃者とランサムウェアの名称
  • 漏えいが確定した件数(ライドオンエクスプレスホールディングスは、最大約650万件は漏洩した可能性のある総件数で、確定した件数ではないと説明した⁠[3])
  • 公式サイト・公式アプリからの注文の再開の時期(第3報では、再開の見通しは立っていないと説明した⁠[3])

注

  • 〔注1〕10月13日の適時開示は、対象外を「電話のみでご注文いただいたお客様」と書き、出前館とUberEatsを挙げていない⁠[5]。

出典

当事者

更新記録

  • 2026年10月17日:公開した。
  • 2026年10月29日:株式会社ライドオンエクスプレスホールディングスの10月29日の適時開示(出典6)を加え、リードの最後の文と「時系列」「対応と現状」を改めた。

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