Pokémon Centerの英国・ドイツ向け配送委託先へのサイバー攻撃

タグ
国外
目次
  1. 経緯
  2. 影響範囲
  3. 対応と現状
  4. 未公表の事項
  5. 注
  6. 出典
  7. 更新記録

teissの2026年8月18日の記事によると、Pokémon Centerは英国とドイツの顧客に、配送の委託先CEVA Logisticsが侵入を受け、権限の無い者が顧客の情報を閲覧した可能性があると通知し始めた⁠[2]。一部の顧客には、注文を取り消したと知らせる別のメールも届いた⁠[2]。

経緯

Pokémon CenterはKotakuが引用した顧客あてのメールで、CEVA LogisticsをPokemonCenter.comから英国とドイツの顧客へ商品を発送する委託先と説明した⁠[3]。7月30日〔注1〕に始まったサイバー攻撃の被害者になったとCEVAから知らされ、このインシデントのため注文を取り消す必要があると述べた⁠[3]。

teissの記事では、取り消しを知らせたメールは、予見できなかった出荷の問題を理由に挙げていた⁠[2]。取り消しは当初、30周年のコレクションの商品で報告され、顧客の報告ではGhost Chateau Cyndaquil keyringなどほかの商品も対象だった⁠[2]。

teissは、CEVAへの侵入が欧州の複数の小売事業者に影響し、CEVAの欧州の8か所の倉庫の業務を混乱させたと報じた⁠[2]。同じ侵入で、Valveも欧州のSteamのハードウェアの購入者に通知した⁠[2]。

SecurityWeekの8月12日の記事では、CEVAは8月1日に影響を受けた顧客へサイバー攻撃を知らせ、停止した倉庫に保管された商品は出荷されないと伝えた⁠[5]。

The Recordは8月11日の記事で、CEVAの攻撃で影響を受けたと報じられた企業にBol、De Bijenkorf、Ace & Tate、AjaxとSteamの欧州のハードウェア事業を挙げた⁠[4]。

目次へ

影響範囲

Pokémon Centerの英国向けオンラインストア(www.PokemonCenter.com/en-gb)は、The Pokémon Company Internationalが2021年12月17日に本格開設を発表した⁠[6]。

teissによると、Pokémon Centerの通知が閲覧された可能性があるとした情報は、氏名(フルネーム)、郵送先住所、電話番号、メールアドレス、PokemonCenter.comの注文内容の詳細である⁠[2]。Pokémon Centerは、ほかの顧客情報と注文情報は影響を受けておらず、CEVAは顧客の支払いカードの情報にアクセスできないと説明した⁠[2]。

目次へ

対応と現状

Pokémon Centerはサポートサイトの「Pokémon Center UK Known Issues」の節で、注文の処理と発送が遅れており、一部の注文は発送と配達に通常より時間がかかることがあると説明した⁠[1]。

Kotakuの8月19日の記事では、引用したメールは記事の約5日前に影響を受けた顧客へ送られていた⁠[3]。再注文してよいかを問い合わせた顧客に、Pokémon Centerのサポートはこれ以上共有できる情報は無いと答え、問い合わせを閉じた⁠[3]。

目次へ

未公表の事項

  • 通知の対象となった顧客の数と、取り消した注文の数
  • CEVA Logisticsのシステムへの侵入の手口
  • CEVA Logisticsへの攻撃の帰属と、ランサムウェアの使用や恐喝の要求の有無
  • 取り消した注文の再注文の扱い

注

  • 〔注1〕teissは攻撃者が7月29日〜8月1日にCEVAのサーバーに侵入したと報じ、SecurityWeekは業務の混乱が7月29日に起きたと報じた⁠[2、5]。

出典

当事者

報道機関

背景資料

更新記録

  • 2026年8月23日:公開した。

目次へ